【体験談】僕が強迫性障害になった原因、治療、そして克服(後編)




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いよいよ病院へ

 

心療内科を受診することにした僕。

「強迫性障害 病院」で検索して、近所から離れた病院に行った。

3階の受付に行くエレベーターのボタンを押したくなかったため、階段で上がる。

先生は、40歳くらいの優しそうな男性。

誰にも言えなかった悩みを全部打ち明けました。


・人を傷つけるのが怖いこと

・鍵を閉めたか何度も確認することに疲れてること

・床に落ちたものを拾えないこと

・地べたに座るのが怖いこと

などなど、全部。

 

診断は強迫性障害(OCD)

症状を自覚してから5年は経っていた。

はじめて、客観的に強迫性障害であると「認定」されたのです。

この認定で妙に、気が楽になったのを覚えてます。

自分が病気だということ。

病気は、治るということ。先生はゆったりとした口調で諭してくれた。

 

「どうやったら治りますか?」

「いつ頃、治りますか?」

 

気が焦る僕を先生は諌めます。

「確定的なことは言えないよ。ゆっくり、ゆっくりだよ。焦らなくても大丈夫」

 

こうして、通院を続け、薬物治療を始めることになりました。

激務の職場へ就職。あれ?床に落ちたもの拾っちゃった!

投薬治療を続けながら、

周りの流れに巻き込まれるように、

僕も就職活動をスタート。

当時は精神障害者向けの就職支援サービスの知識もなく、自力で就活。

健常者でさえストレスが溜まる就職活動、めちゃくちゃ大変でした…

 

なんとかかんとか、内定を得て、働き始めたのは新聞社でした。

知ってる人も多いかと思いますが、新聞記者(特に新人)は事件事故を担当することが多く、

昼夜問わず現場に駆り出され、自分が起きているのか、寝ているのかもわからないほどの疲労感。

 

火災、交通事故、災害など、どの現場も過酷な環境。就職1年目は時間を見つけて通っていた心療内科も、いつしかサボるように。

フラフラになりながら働いてた僕は、ふと外でペンを落とします。

それを、ヒョイっと拾い上げました。

……

………

……………

あれ???

俺、地面に落ちたもの拾えたじゃん!!!!

あれ?いつからだっけ??

日々の激務の中で、

自分の中の優先順位がいつしか

仕事>強迫行動 に入れ替わっていたようです。 

 

仕事で車を運転するようになっていたのですが、最初は人や対向車とすれ違うのが怖かったのが、

気づかないうちに平気に。

 

激務だけが要因ではないと思いますが、

薬を飲み続け、外に強制的に出ざるを得ない環境を続けるうちに

症状は和らいでいたのです。

 

今も正直、昔の感覚がよみがえるときがあります。

それでも、感覚的にはだいぶ楽になりました。




強迫性障害を、どうやって克服できるかは分からない。でも絶望しないでほしい

 

僕は今ではだいぶ楽ですが、時間が解決したのか、投薬治療が功を奏したのか、環境の変化のおかげなのか

何が要因だったのか、わかりません。

 

でも、自殺を考えるほど落ち込んでいたときのことがウソのようです。

色々あって職場を辞め、今は求職中の身ですが、自分の可能性を信じられるようになりました。

もしかしたら、そんなに重い症状ではなかったのか?

いや。

 

強迫性障害のつらさは絶対的なもので、他人と比べる相対的なものではないと思うのです。

 

患者さんそれぞれに、それぞれの苦しみがあります。
僕も自身が世界で一番つらい、苦しい、不幸だと思っていました。

出口の見えない暗いトンネル。

 

そんな精神状態だから、どんな励ましも耳に入らないし(僕は)、無理に聞き入れる必要もないと思います。

僕も

絶対に治るよ! 

とは言えません。

だけど、

 

つらいんだろうなとか、

苦しいんだろうなとか、

 

寄り添うことはできると思います。

もし誰にも相談できない、でも吐き出したい、 

そんな人がいたらコメントしてください。 気が少しでも楽になれば、うれしいです。

 


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8 件のコメント

  • 今現在加害恐怖で苦しんでいるものです。
    ちゃんこさんのブログを見て希望が持てました。
    克服後は強迫観念は起こらなくなったのですか?

  • ちあきさん、コメントありがとうございます!加害恐怖はほんとにつらいですよね。。強迫観念が起こらなくなったというか、なだめることができるようになったというのが近いかも知れません。「あ、前はこのシチュエーションで加害恐怖来てたな」って落ち着ける感じです。

  • ご返信ありがとうございます。
    いまはそのシチュエーションでも特に恐怖を感じたり、強迫行為をすることはなくなったということでしょうか?

  • はい、今は恐怖心も強迫行為もなくなりました。
    昔の自分を振り返ると「なんでこれが怖かったんだろう…」って不思議になります。

  • そのお言葉を聞いて治療意欲がでてきました。
    よくHPを見てもこの病気は治らないと書かれていて絶望していたのですが、ちゃんこさんに勇気を貰えました。
    いまはまだまだ強迫観念に恐怖と不快感を感じていますが、ちゃんこさんのように克服できるよう頑張りたいと思います。

  • 少しでも元気づけられたのなら、良かったです…!!

    僕自身も医者ではありませんし、絶対に病気が治るとは誰にも言えないと思います。

    ただ、この記事を書く過程で色々な本を読みましたが、強迫性障害を克服された方はたくさんいらっしゃいました。
    焦らず、着実に、病気と向き合っていくことが大切なんだと思います。少しずつ良くなっていけばいいですから。

    ちあきさんが強迫性障害を克服できることを、本当に心から祈ってます(^ ^)
    何かあれば、いつでも相談してください!

  • 以前コメントさせて頂いたものです。
    また相談させて頂きたいのですが、お時間ある時に返信頂けますと嬉しいです。
    ・ちゃんこさんも加害恐怖に苦しんでいたとのことですが、具体的にどのような症状でしたか?
    ・その加害恐怖は認知行動療法(曝露反応妨害法)で克服されましたか?具体的にどのようにしたのか教えて頂きたいです。
    ・現在は強迫観念をなだめることができるようになったとのことですが、苦手な場面がなくなり強迫が出る前の生活に戻れたとのことでしょうか?

  • ちあきさん
    お返事が遅くなりすみません。ちょっとバタバタしてました…覚えてる限りで、お答えしますね。

    ・ちゃんこさんも加害恐怖に苦しんでいたとのことですが、具体的にどのような症状でしたか?


    ◯手が汚れるのが怖い、人に病原菌を移すのが怖いから、何度も手を洗ってました。特にバイト中は洗浄強迫で仕事にならないこともザラにありました(トイレ出た後、床に置いた荷物、など)
    ◯外を歩くこと、車を運転することが怖い。誰かにぶつかって怪我をしてないか、何度も振り返って確認したり、通った場所に戻って確認したりしてました。
    ◯性行為の後にものすごい恐怖が襲ってくる(自分が相手に性病を移していないか?)

    書き出すとキリがないですが、だいたいこんなところです。

    ・その加害恐怖は認知行動療法(曝露反応妨害法)で克服されましたか?具体的にどのようにしたのか教えて頂きたいです。

    ◯申し訳ありません。なぜ克服できたのか、自分でもはっきりしないのが正直なところです。心療内科で出された薬は飲みつづけてましたが、働き始めてから強迫行為に捕らわれている時間がないほど忙しくなったのが大きかったのかな、と自分では思います。バイト中は強迫行為出てましたが、学校卒業して始めた仕事が超激務でプレッシャーもでかかったので。(かといって無理して働くのを勧めるものではありません…自分はラッキーケースだと思います)

    ・現在は強迫観念をなだめることができるようになったとのことですが、苦手な場面がなくなり強迫が出る前の生活に戻れたとのことでしょうか?

    ◯苦手な場面はほぼありません。一般の人と同じだと思います。あんなに確認行為をしてたのがウソのようです。我ながら不思議です。

    追加で聞きたいことあれば遠慮なくどうぞ。返信遅くなるかもですが、必ず見てるので。

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