【体験談】僕が強迫性障害になった原因、治療、そして克服(前編)




初めまして。「ちゃんこ」と申します。僕はいま、25歳。

僕が強迫性障害の症状に苦しみ出したのは、高校1〜2年生の頃。
それから約7年間、闘病の日々を続けました。

強迫性障害とは、
「しないではいられない」「考えずにいらない」心の病気。

例えば、

「何度も戸締りを確認してしまう」「何度も手を洗ってしまう」

わかっていても、止められない。

いまこの病気の人は、とても苦しいと思います。

 

僕は、今となっては体験をネタとして振り返ることができるようになりましたが、
当時は笑い事ではありませんでしたので分かります。

つらい人は軽い気持ちで、僕の話を聞いていってください。気休めにもなればいいなと思います。

 


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「不潔恐怖と洗浄」「加害恐怖」「確認行為」の三重苦

まずは、僕は何に苦しんでいたか。

厚生労働省のホームページでは、以下のように症状がまとめられています。

  • 不潔恐怖と洗浄
    汚れや細菌汚染の恐怖から過剰に手洗い、入浴、洗濯をくりかえすドアノブや手すりなど不潔だと感じるものを恐れて、さわれない。
  • 加害恐怖
    誰かに危害を加えたかもしれないという不安がこころを離れず、新聞やテレビに事件・事故として出ていないか確認したり、警察や周囲の人に確認する。
  • 確認行為
    戸締まり、ガス栓、電気器具のスイッチを過剰に確認する(何度も確認する、じっと見張る、指差し確認する、手でさわって確認するなど)。
  • 儀式行為
    自分の決めた手順でものごとを行なわないと、恐ろしいことが起きるという不安から、どんなときも同じ方法で仕事や家事をしなくてはならない。
  • 数字へのこだわり
    不吉な数字・幸運な数字に、縁起をかつぐというレベルを超えてこだわる。
  • 物の配置、対称性などへのこだわり
    物の配置に一定のこだわりがあり、必ずそうなっていないと不安になる。
厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_compel.html

 

僕の場合は、

「不潔恐怖と洗浄」「加害恐怖」「確認行為」の3つが症状として現われていました。

病気の日々はまさに、地獄。

 

授業やアルバイトに出かけないといけないのに、

何度も戸締りを確認してしまう。

納得しても、不安になって途中で家に引き返してしまう。(遅刻して怒られる)

 

自転車に乗りながらすれ違った人が、もし転んでケガをしてたら?死んじゃってたら?
怖くなって、通った道を行ったり来たり。

 

自分が汚いものを触った手で、ドアノブや手すりに触れたら、病原菌を広げちゃう…

etc…

 

こんな強迫観念が頭にこびりつき、生活を楽しむ余裕なんてありませんでした。

強迫性障害になるきっかけは人それぞれでしょう。
僕が強迫性障害になった原因を、振り返ってみます。




 

 

彼女との性行為が地獄の始まり

生々しい部分もありますがなるべく正確に書きます。その方が参考になると思うので。

高校1年の時。当時付き合っていた彼女と、初めてSEXをしました。

僕も彼女も、性の知識などなく。
性欲の塊だった僕は、何回か避妊をせずに性行為をしました。

やることやっといて何だ、って感じだけど、
後から妊娠、性病のリスクに考え至ったのです。

「外出し 妊娠」「妊娠する確率」「性病 リスク」とか、
いろんなキーワードで調べまくります。

そうすると、それこそ色んなことが書いてあるんですよね。

まとめると「可能性は低いが100%ではない」みたいな、
何とも歯切れが悪いことが書いてあるワケです。

 

妊娠や性病になる確率など、本題からずれるのでここでは扱いませんが

私は不安になりました。

 

「自分たちが数%に入っていたら?」

「たぶん大丈夫だけど、もしかしてもしかしたら?」

この考え方のドツボにハマりました。
これが強迫性障害のスタートだったと自覚しています。

振り返ると何ともアホです。サルです。

 

結局、彼女は妊娠もしておらず、性病にもなっておらず、ことなきを得たのですが。

「生理周期はいつ?」とか、

「病院行こうよ」とか、

次々に問い詰める僕に、ついにはブチギレ。

「いい加減にしてよ、ちゃんこ!!」

彼女はデート中のショッピングモールでそう言い放ち、

多くの人が見守る中、石鹸を投げつけられた僕は、フラれたのでした。

 

色々とネットで調べるうちに、

俺、もしかしたら、強迫性障害かも?

そう思いはじめたのは、高校3年の春のことでした。

大学進学、一人暮らしでますます悪化

 

大学に進学した僕は、引っ越して関西へ。

環境が変われば何か変わるかもと思ってましたが、ますます酷くなりました。

高校生までは妊娠や性病について、
病的に調べまくる程度だった私。

 

人生はじめてのひとり暮らしを始めると、具体的な強迫行為が次々に生まれてきました。

まずは、戸締り。確認行為ですね。

 

何度も、何度も 鍵を回して、扉を引いて、開かないことを確認。

それでも怖いんですよね。

鍵をガンガンやりすぎて、4年間で8回、ドアを壊しました。

 

これには、下宿の大家さんも呆れ顔。

のちに僕は

「毎年ドアを破壊する、困った力持ちさん」

としてマークされることになります。違うのだが。

 

あとは、自転車に乗るのが怖くてしょうがない。

ちょっとした段差でボコッとなると、

誰か、ぶつかったんじゃないか?

加害恐怖ってやつです。

 

怖くなって、通った道を行ったり来たりします。

自転車を降りて、スマホのライトで地面を照らしてみたり。

小人でも探してたのでしょうか。

完全に不審者です。

 

今振り返ると本当にくだらないと思うのですが、

これが

本人にとってはくだらなくない、いたって真剣

ところが心の病気。

 

バイト先はホテルの宴会場でした。

会場を設営したり、料理をお客さんに配膳したりが主な仕事。

これがもう大変。

 

料理を運ぶたびに、

俺の手に病原菌はついてなかっただろうか?

気になってしょうがなく、何回も手を洗いに行きます。

 

ポケットには、

ホテルの備品である、アルコール除菌の霧吹きをこっそりスタンバイ。

 

「おいちゃんこ!おまえ何回、手ェ洗ってんねん!!」

「あれ?アルコールがない」

「またちゃんこか!!」

関西弁の怖い先輩に何度も怒られたのを覚えてます。

(こんな僕を4年間も使ってくれたホテルのみなさまには非常に恩義を感じてます。ありがとうございました)

 

こんな生活を1、2年も続けてると疲れ切りました。

はたから見るとくだらないことで悩んでるだろうな、と思うと

友達にも、親にも相談できず。

家を出るのが怖くなり、朝起きられなくなり、

どんどん、心がすさんでいきました。

真剣に自殺を考えたこともあります。

下宿のベランダで一人、悩みにふける日々。

 

イヤホンから流れてたのは、ロックバンド・サンボマスターの『新しい朝』。

あぁ 世の中はつらく悲しいところさ
でも時は来てるよ あわてるなよ あわてるなよ 僕達よ

苦しくて悲しくて やり切れないような 僕の心も
朝陽に染まるよ

サンボマスター「新しい朝」

 

ボーカル山口くんの、暑苦しくも心に迫る歌声に、何度助けられたことか。

こうして何とか自殺を踏みとどまっていた僕。

 

「なんとかしなきゃ」

 

ある日、思い立った僕は

大学3回生になろうという春、はじめて心療内科を受診することを決心したのです。

後編はこちらで。

僕が強迫性障害になった原因、治療、そして克服(後編)

 


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