強迫性障害のあなたへ。心が軽くなる精神疾患系の本おすすめTOP5




どうも、ちゃんこです( ^∀^)

精神疾患を扱った本を読みたいけど、「なんだか暗そうで気がひける…」ということありますよね??

そんなあなたにオススメしたい、「テーマは重いけど、読んだ後は心が軽くなる」小説やエッセイTOP5を厳選しました!

コムズカシイ専門書は、今回は一切ありません!!

ちゃんこ
では行ってみましょーー!!

No.1 とにかく笑える!『イン・ザ・プール』奥田英朗(小説)

「いらっしゃーい」。伊良部走行病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。

色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。

プール依存症、陰茎強直症、妄想癖……訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。

こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か?

 

超変人の精神科医・伊良部一郎が主人公のイン・ザ・プール。伊良部総合病院を訪れる患者も伊良部に負けず劣らず強烈で、

  • プール通いがきっかけで生活が破綻しかけたサラリーマン(プール依存症)
  • 勃起がおさまらず人生に絶望する男(陰茎強直症)
  • ストーカーにつきまとわれているという自意識過剰な思い込みから暴走する美人コンパニオン(妄想癖)

などなど、濃いキャラクターばかり(笑)

 

強迫性障害(小説内の表記は強迫神経症)に苦しむルポライター・岩村義雄も登場します。

岩村は火の不始末から起こる火災を妄想におびえる、という強迫観念を抱えていました。

そんな彼に、伊良部はどんな診療を行うのか…?

 

個性的な患者たちと伊良部の奇妙なやり取りに、時にクスッと笑い、時にホロリとさせられ、

読み終えた後には元気になっている。そんな小説です。

No.2 将来に希望が持てない人へ『うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間』先崎学(エッセイ)

「ふざけんな、ふざけんな、みんないい思いしやがって」
藤井聡太ブームに沸く将棋界。そのウラで羽生世代の棋士が脳の病と闘っていた。
その発症から回復までを大胆に綴った心揺さぶる手記。

うつ病の頭には死のイメージが駆け巡るのだ。

 

将棋に詳しくない人でも知っている、かの有名な羽生善治さんと同い年のプロ棋士・先崎学さんがうつ病の経験談をつづった手記です。

先崎さんは、NHK杯という大きな大会で、羽生さんを破って優勝したこともあるほどの実力者

そんな彼が、ある日突然にうつ病に襲われます。症状は重く、大好きな将棋を指すことはおろか、日常生活もままならない状態。

一時、棋士の仕事を休業して復帰を目指しますが、その過程の苦しみが淡々と描かれています。

数学の教授が小学校の算数も分からないようなものである。

将棋のことで焦りを覚えたのは、この時が初めてといってもよい。

現役に戻れないーー。このことが実感として沸々と湧いたのだ。

皆が将棋を頑張って、勝って華々しくやっているのに、こちらはひとりうつ病で、七手詰めと苦闘して、朝は起き上がれない生活をしているのである。

惨めだった。あまりにも惨めだった。

 

うつ病と強迫性障害という違いはあっても、

普通にできていたことができない「焦り」や、

周りと比べて自分はなんてダメなんだと落ち込む「惨めさ」には共感できるところが多いと思います。

読みながらウンウンと、何度も頷いてしまいました。

 

先崎さんは家族や将棋仲間ら周囲の支えの中で、徐々に快方へ向かいます。

入院中の病院で、強迫性障害と思われる患者さんと交流する場面も。

治療のゴールが見えずに悩んでいる強迫性障害の患者さんに、希望の光としておすすめしたい一冊です。

 

※余談ですが、先崎さんは「三月のライオン」という将棋漫画でコラムを描かれてます。先崎さんに興味が沸いたら、こちらもどうぞ。

将棋を知らなくても面白いですよ。

No.3 漫画で読みやすい体験談『強迫性障害です!』みやざき明日香(エッセイ)

「買い物の前には必死で手を洗う」

私の手に付いた汗などの体液で触った商品を汚染させてしまったら

その汚染された商品を触った人を汚染させてしまったら…

 

著者のみやざき明日香さんは漫画家。

この本は、強迫性障害の闘病体験を漫画で書き綴ったエッセイです。

強迫性障害の苦しみは、なかなか説明が難しいところもありますよね。

このエッセイは大半のページが漫画なので、

共感が得られにくい病気の大変さを「これだよ、これ!」とわかりやすく描いてくれています。

絵のタッチは優しい感じ。

 

洗浄強迫やそれに付随する加害恐怖、確認強迫のつらさなどを、

本業の漫画の仕事や飲食店でのアルバイト、日常生活のささいな出来事から赤裸々に描き出しています。

 

病院での治療を通じ快方へ向かっていく様子は、同じ病気で苦しむ私たちにも勇気を与えてくれます。

私は大事な時期に病気で苦しんだが

それもまあ良かったんじゃないかと思う

今「普通のことが出来る」ことの喜びを味わっているので…

 

全ての患者さんが望む「普通の生活」

それがどんなに尊く、喜ばしいことなのか。このエッセイは伝えてくれます。




 No.4 トンデモ精神科医・伊良部シリーズ作『空中ブランコ』奥田英朗(小説)

伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、

今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。

この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒やされる名医か!?

直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾。

引用:空中ブランコ

 

変人の精神科医・伊良部一郎シリーズ第2弾!

第1弾に負けず劣らず、今回も笑えて元気になる小説となっています(笑)

イン・ザ・プールが気に入った人にはぜひおすすめ。

構成としてはイン・ザ・プールと同じく短編小説で、第1弾からの大展開や、大きなストーリーの変更などはありません。

いわゆる「水戸黄門」的な終わりが見えて、安心して楽しめる系。

 

そこが、何度も読み返したくなるこの小説の魅力なんでしょうね。

No.5 家族で病気と向き合う『ツレがうつになりまして。』細川貂々(エッセイ)

スーパーサラリーマンだったツレがある日、突然「死にたい」とつぶやいた。

会社の激務とストレスでうつ病になってしまったのだ。

明るくがんばりやだったツレが、後ろ向きのがんばれない人間になった。

もう元気だったツレは戻ってこないの?

病気と闘う夫を愛とユーモアで支える日々を描き、大ベストセラーとなった感動の純愛コミックエッセイ。

 

俳優の宮崎あおいさん、堺雅人さん主演で映画化されたことでも有名な「ツレうつ」

ご存知の方も多いのではないでしょうか?

 

「うつ病九段」と同じく、こちらも強迫性障害を扱っていない本。

だけど、精神疾患に苦しむ患者の周りには、同じように患者を支えたいけど支え方がわからないと苦しむ、

家族や友人がいるのだと教えてくれる一冊です。

そして、周囲の理解があれば、患者さんはここまで力強く、着実に元気になっていけるものなのだと。

 

色々な家族の形があるでしょう。

僕自身も強迫性障害の確認強迫や加害恐怖を家族に理解してもらえず、苦しんだ時期がありました。

だからこそ、患者さんだけじゃなくその家族にも、ぜひ「ツレうつ」を読んでもらいたいなと思います。

「ツレうつ」を、家族で病気と向き合うためのきっかけにしてはどうでしょうか?

 

最後に:専門書だけが病気の理解を深めるわけじゃない。

世の中には、強迫性障害の症状を詳しく説明する専門書はたくさんありますけど、

とっつきにくいのも確かですよね。

正しいことは書いてあるかもしれないけど、

それで自分の病気をしっかり理解できるかというと「?」なところもあります。

今回ご紹介した本は、創作小説・体験談ベースのエッセイですが、

僕はこれらの本から、多くの共感と病気と向き合う元気をもらいました。

 

専門書はちょっとな…というあなたにも、ぜひ手にとっていただきたいです。

ちゃんこ
全部おすすめ。合いそうな本からどうぞ。









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