子どもの強迫性障害。家族の関わり方は?




強迫性障害は他の精神病に比べ、発症年齢が早いのが特徴です。

20歳前後の発症例が多いですが、幼い子どもの強迫性障害も珍しくありません。

 

幼い頃は発見しやすい強迫性障害

実際に、幼児や小学校低学年でも、強迫性障害になる子どもがいます。

子どもは行動を隠さないので、強迫性障害に気づくことは難しくありません。

 

「いい子でいないと、パパやママがひどい目にあう」

こんな験担ぎをし、特定の儀式行動を繰り返すケースがあります。

例えば

  • 部屋の中のものが特定の位置にないことを嫌う
  • 目に見えない汚れを極度に嫌がる、何度も手や体を洗う

 

子どもならではのものだと

  • 学校の時間割を何度も確認する
  • 文字を消しゴムで消しては何度も書き直す(宿題など)
  • ランドセルの中の教科書が折れ曲がってないか何度も確認する

 

など、

こういった行動がみられます。

一方で、子どもが中学生くらいの場合は、思春期に入っていることもあり、強迫性障害の強迫行為を隠そうとする傾向があります。

親にも洗浄行為を強要するなど、隠しきれなくなった場合に初めて分かる場合も多いです。

 

家族は気づいた際、

「なにしてるの」と怒ったり、「大丈夫だよ」と子どもの不安を押さえつけたりしまいがちです。

しかし、そうした言動は子どもが嫌悪感や不安感に耐える機会を奪い、不安感の増長を招きます。

結果として親への確認行動も増えるので、避けるべきです。

 


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どこに相談したらいい?

子どもの異変に気付いたら、どこに相談すべきでしょうか?

小児を専門とする精神科医は少ないため、どうしたらいいか迷う人も多いでしょう。

子どもの場合でも、「ERP」(エクスポージャーと儀式妨害)を始めとした認知行動療法が有効です。

特に幼い頃ほど、強迫行為を行うクセを治しやすいので、早めに専門医を受診しましょう。

家庭内でも実践できる子どもへの接し方を、両親が教えてもらうとなお良いでしょう。

 

※子どもの強迫性障害には、両親の影響もある

子どもの強迫性障害は、両親のどちらかにも、「強迫的」あるいは「心配性」の傾向がある場合がほとんどです。

そのため、子どもに強迫性障害が疑われる場合は、親が家庭内での行動を改めることも必要になります。

 

まとめ

子どもの強迫性障害は、両親の関わり方が治療に大きく影響します。

子どもの質問に「心配ないよ」と気休め的に答えたり、逆に要求に答えたり、強迫行為を手伝ったりしていると、

症状の悪化につながります。

子どもが強迫性障害かもしれないと感じたら、早めに専門家を受診。

家族も認知行動療法を学ぶなど、子どもを家族一丸となってサポートする体制を整えることが重要です。

 










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