強迫性障害とは?過剰な「こだわり」が日常生活に支障をきたす病気




強迫性障害とは、「しないではいられない」「考えずにいらない」心の病気。

例えば、

  • 「何度も戸締りを確認してしまう」
  • 「何度も手を洗ってしまう」

 

わかっていても、止められない。いまこの病気の人は、とても苦しいと思います。

 


本記事の参考資料は下記の通りです。

強迫性障害|みんなのメンタルヘルス総合サイト(厚生労働省)

図解やさしくわかる強迫性障害

本人も家族もラクになる 強迫症がわかる本 ココロの健康シリーズ

 

「強迫性障害」ってなんだろう?

 

「やめたいのに、何度も戸締りを確認してしまう」

「やめたいのに、何度も手を洗ってしまう」

強迫性障害とは、自分の意思に反して、不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんできて、

それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気。

人間ならば誰もが持つ「不安」「恐怖」が、度を越してしまう病気なのです。

 

強迫観念・強迫行為に苦しむ病気

「家の戸締り、ちゃんとできたっけ?」「ガス栓、閉めたっけ?」と、

不安になって家に戻るという経験は、珍しいことではないでしょう。

また、「靴を履く順番」「4(死)は不吉な数字だ」など、験担ぎや縁起にこだわることも、よくありますよね。

 

でも、その不安やこだわりが度を超しているなと感じることはありませんか?

強迫性障害の症状としては、抑えようとしても抑えられない強迫観念と、

それによる不安を打ち消すために無意味な行為を繰り返す強迫行為があります。

 

例えば、「戸締まりや火の元が不安」「手が汚れていないか不安」といった強迫観念を打ち消すために、

「何度も家に戻って確認する」「何回も何回も手を洗う」といった強迫行為が伴います。

 

こうした状態が続き、生活が不便になったりしている場合、強迫性障害の恐れがあります。

世界保健機関(WHO)では、生活上の機能障害をひきおこす10大疾患のひとつにも数えられています。

強迫観念が常に頭に浮かぶようになる

患者数はどれくらいいるの?

厚生労働省によれば、この病気は成人の40人に1人の割合で見られるといわれています。

約15人に1人がなるとされるうつ病と比べても、決して珍しい病気ではありません。

発症年齢の多くは20歳前後と、発症の早さが特徴的です。

 

実は、国内でどのくらいの強迫性障害患者がいるのかは、正確には分かっていません。欧米では精神科外来に通う患者さんのうち約1割が、強迫性障害であるといわれています。

日本での報告数は欧米の約半分ほどになりますが、強迫性障害になっている人が少ないという意味ではありません。

 

「単なる心配性だろう」と考えて受診しなかったり、

精神科を受診することに恥ずかしさを感じ、我慢している人が多くいるのだろうと考えられています。

 

治療をすれば治るの?

発症の原因は、性格や家庭環境、人生の転機(結婚や家族との死別)などによるストレスなど、様々な要因が絡んでいるとされていますが、はっきりとした原因はわかっていません。

しかし、後述する治療法についてはある程度確立されており、

専門医のもとできちんと治療に取り組めば、治る病気です。

 










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