強迫性障害は潔癖症と何が違うの?区別のポイントは日常生活への影響度




強迫性障害について、「潔癖症と何が違うの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。

公共トイレを使えない、電車のつり革に触れない…。

こういった悩みを持つ人は少なくありません。

友達が自分のベッドに座ることを許せないとか、一度使ったタオルは洗わないと気が済まないとか、

思い当たる節がありませんか?

こうした症状は一般的に「潔癖症」と呼ばれることも多いです。

では、潔癖症と強迫性障害はどう違うのでしょうか?

強迫性障害は、誰もが生活上で経験することの延長線上にある病気なので、見極めが難しい側面があります。

単なる心配性との違いは「日常生活に支障をきたすかどうか」で区別するといいでしょう。


本記事の参考資料は下記の通りです。

強迫性障害|みんなのメンタルヘルス総合サイト(厚生労働省)

図解やさしくわかる強迫性障害

本人も家族もラクになる 強迫症がわかる本 ココロの健康シリーズ

 

日常生活に支障をきたすかどうかが一つの基準

 

潔癖症は「度を越したきれい好き」を意味しますが、正式な医学用語ではありません。

強迫性障害(OCD)では、こうした症状を「不潔恐怖」「洗浄強迫」と呼びます。

「汚いんじゃないか」という強迫観念にとらわれ、

恐怖から逃げるための洗浄行為(強迫行為)がやめられなくなり、日常生活に支障をきたす障害。

単なる潔癖性か、強迫性障害かを見分けるポイントは、「日常生活に支障をきたすかどうか」にあります。

次のようなサインがあれば、専門の医療機関に相談することを考えてみてください。

 

  • 「汚れが怖くて、肌がすりきれて荒れるほど、手や体を洗う」
  • 「ドアノブを触れず、外出できない」(学校や仕事に遅刻してしまう)
  • 「何度も洗濯機を回さないと気が済まず、水道代が家計を圧迫する」
  • 「帰宅した家族が汚いと感じ、自分が納得するまで家に入れない」(アルコール消毒を強要するなど、他人を巻き込む)

 

こうした症状があり、本人や家族が苦痛に思っている場合は、強迫性障害を疑ったほうがいいでしょう。

 

単なる「こだわり」ではないと感じたら、すぐに病院へ

他人から見て、「過剰だ」と言われるほどのこだわりでも、本人が苦痛に感じていなければ問題ありません。

しかし、何度手を洗っても、確認しても納得できる、延々と同じ行為を繰り返すことに自分自身が悩んでいるのならば、

強迫性障害を疑いましょう。

家族や友達など、周囲に迷惑が及んでいる場合も同様です。

 

症状の悪化を避けるためにも、違和感を感じたらすぐに病院で診断を受けましょう。










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