強迫性障害を治す!受診前に確認すべきポイント




強迫性障害の治療は、専門知識を持った精神科医に相談できるかどうかで明暗が分かれます。

精神科医に相談する時のポイントを抑えておきましょう。

 

強迫性障害は誤診が多い病気

強迫性障害は、「統合失調症」や「広汎性発達障害(PDD)」(※自閉症やアスペルガー症候群など)と間違われやすく、

誤診が問題になることがあります。

いずれの病気も、「奇妙な行動をする」「こだわりが強い」という共通点があることが理由です。

かつては、「強迫性障害になると、統合失調症を発病する」と主張した精神科医もいたほどです。

 

自分や家族が強迫性障害になった際、

「とりあえず精神科医へ行こう」と考えるのは自然なことです。

しかし、強迫性障害の治療実績がある専門医の数は少ないため、事前のリサーチが必須となります。

専門外の先生では、適切な薬や正しい認知行動療法のやり方がわからず、治療の遠回りになってしまう可能性があります。




 

受診する前に確認するポイント

 

受診する前に、まずは電話でいくつかのポイントを確認しましょう。

認知行動療法を行なっているか?を確認する

その病院では、どの治療方法(投薬治療のみか?認知行動療法も行っているか?)で治療をしているか確認しましょう。

投薬治療でもある程度、症状は緩和しますが、根本的な治療には認知行動療法が有効です。

強迫性障害の治療に用いられるのは、「ERP」(エクスポージャーと儀式妨害)と呼ばれる方法です。

ポイントは、

「あえて強迫観念に身をさらし(エクスポージャー)、かつ強迫行為を我慢(儀式妨害)する」こと。

強迫行為を我慢することで、不安が軽くなることを体験し、悪循環を断ち切るのが狙いです。

例をあげましょう。

  • 汚いと思うものにわざと触ったまま、手を洗わないで我慢する
  • 鍵をかけて外出したら、施錠を確認するために戻ることを我慢する
  • 物の配置が気になっても、我慢して放置する

 

などです。考えただけでも、ぞっとするのではないでしょうか。

ERPでは、最初は軽い刺激からスタートして、徐々に与える刺激を強めていくことで、患者が慣れるように行っていきます。

最初は強迫行為をあえて我慢することで、不安感・恐怖感を大きく感じますが、徐々に薄れていきます。

 

最終的に、患者が「強迫行為をしなくても、大丈夫なんだ」ということを自覚するようになることで、

強迫性障害の症状が和らぎ、日常生活に影響を与えなくなっていくのです。

 

治療実績を確認する

また、年間でどのくらいの患者さんを治療しているか、聞いてみましょう。

数人程度など、あまりにも少ない場合は選択肢から外した方が良いです。

こちらの本では、年間10人以上の診察実績がある医療機関の受診を勧めています。

図解やさしくわかる強迫性障害」(原井宏明・岡嶋美代 著)

専門医を紹介してもらう

多くの精神科クリニックでは、うつ病やパニック障害の治療実績は多くても、

強迫性障害を専門に扱える医師は比較的少ないのが現状です。

電話をした病院では強迫性障害を扱っていなかった場合、

知り合いの専門医を紹介してもらえないか、打診してみましょう。

 

まとめ

強迫性障害の治療は、専門家の選び方で失敗しないことが重要です。

誤診されてしまった場合、不適切な治療を続けて症状を悪化させてしまうこともあります。

受診前の確認で避けられますので、必ず専門医の診断を受けるようにしましょう。

 










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